OBからのメッセージ No.10
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藤田 大輔卒業年度:2001年(H13年)
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藤田 大輔卒業年度:2001年(H13年)
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表題
- 「『わからない』から逃げない」ということ
2022/10/02
皆様、初めまして。第35期電子制御工学科卒の藤田と申します。
高専卒業後は、熊本の大学で電気工学を学び、大学卒業後は東京都内のIT企業に就職し、現在はWebシステム構築のプロジェクトリーダーやシステムエンジニアとして日々業務を行っています。私の会社では、管理職も技術力を持っていることが必要なため、多くの管理職がプレイングマネージャーであり、私もその一人となっています。
私が就職した際は、まだWebのシステムというものが黎明期であり、新しい技術が生まれては消えるというのがとても激しい時代でした。一口にWebシステムを作るといっても、ほとんどすべての業務が手探りで始めるという状態で且つ、IT技術者自体が少なく労働環境もあまりよくありませんでした。
ここ10年は開発環境の整備や、クラウド化が進んだり、社会の意識も変わったりで、ITエンジニアの重要性が非常に増してきており、労働環境的には恵まれてきていると思います。ただ、IT業界は技術の進歩が早く、どんな業務をしていても、「初めて見るもの」「どうしたらよいかわからないもの」が多く存在します。つまり、会社の中でも「誰も答えを知らない」=「誰も教えてくれない」ものがたくさん存在していることになります。
私はそのような事態に直面した時に、できる限り人に任せず、自分で志願して解決するようにしてきました。答えを導き出すということは時には困難で苦痛な作業となります。期限がある中で仮説を立て、検証をし、答えを出すということを繰り返す必要があります。そうやっていくことで、より重要な仕事を任せられるようになってきました。
コロナ過においても、IT業界は非常に仕事が多くあり、現在はエンジニアが不足している状態が続いています。私の会社でもそれは同様で「仕事はあるがエンジニアが足りない」という状態が続き、若手エンジニアの戦力化が急務となっています。
そういった中で、高専の専門性の高さの重要性もますます高まってきていると思います。皆様には、わからないことに立ち向かっていき、困難を打破する力を養ってほしいと思います。
また、在学中は部活動にも積極的に取り組んでおり、卓球部、吹奏楽部、軽音部などで活動していました。特に吹奏楽やバンド活動は今でも続けており、仕事の合間でのよい息抜きになっていたりします。そして、その活動で得られた人間関係も非常に大切なものとなっています。皆様も自分で熱心に取り組めることを何か見つけてください。きっと人生の財産になります。
