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OBからのメッセージ No.45

  • 第13期 金属工学科
卒業年度:1979年(S54年)

  • 第13期 金属工学科
卒業年度:1979年(S54年)

表題

  • 私の歩んできた道「プロローグ:いつも青春」

2025年11月11日

 

 気が付けば67歳を目前に控え、これまでの66年の歩みを振り返ると、何かを求めて自らの道を模索しながら、自分らしさを大切に、駆け抜けてきたように思う。いつの時代も、その何かを求めて突き進むとき、新たな出逢いとその時々での学びがあった。そして、その出逢いは、不思議と次への道標へと繋がっていった。

 20歳で新居浜高専を卒業し、46年の歳月を経て、あらためて自分らしさを大切に、歩んできた道を辿ってみたいのだが、もっとも苦手な文章・言葉でうまく表現できるのであろうかと感じている。

 ・・・・・歩んできた道、その時々の想い、その志として大切にしてきたものを、書き綴ってみたい・・・・・

 

 ほとんどの企業人は、企業という籠の中で、それぞれの時代に翻弄されながら、その環境に適応していく。また、業界・市場といった構造の中で、生存していく道を見出していく。与えられた環境の中で、固定概念、しがらみを踏襲し、ときに生存競争の中で自らを変化させることで生き抜いているように感じてならない。

 企業人という痛ましくもあり、しばし滑稽で、まれに荘厳でもある自分自身を見出し、自らの道を歩むには、取り巻いている環境(籠)から抜け出し、来るべき未来に思いをはせ、自らの意思で道を切り開いていかねばならない。

 私自身の歩みを振り返ると、閉じた企業環境への適応から外れ、居場所がなくとも、その時に自分らしさを見出し、視座を高めながら自らの存在意義を見失わぬよう挑戦し、多くの人々に支えていただき、そこからの学びを糧に、これまで歩んできたように思う。

 

 高専生活を分岐点に、いつも青春のように駆け抜けてきた道程を、4つの時代に分割し、それぞれの時代と共に歩んだ道を辿ってみたい。うまく表現できないが、主に時代背景と事業環境、そして自らの挑戦とその経験から得たものを整理することで、“いつも青春”であった旅を表現し、一つでも次世代へ何か伝えることができればと願っている。

 

 つたない文章で、まずは自らの体験談を書き綴ってみたいが、4つの時代の “いつも青春” であった旅のサブテーマとPart-1のプロローグを書き出してみた。

 

◆Part-1(高専時代~20代・30代):常に挑戦する心で、事業課題解決へ駆け抜けた自分(土台)づくりの時代

◆Part-2(40代):既存事業の再生、事業部長就任と異業種他社との提携による新規事業

◆Part-3(50代):役員就任とMENA・中国等における新規事業、そして未来プロジェクト提言

◆最終章(60代):グループ経営担当役員、創業者精神への回帰と次世代人材の育成

 

 

高専時代~20代・30代:常に挑戦する心で、事業課題解決へ駆け抜けた自分(土台)づくりの時代

 

 〖プロローグ〗今思うと、高専への入学、そして独創的企業精神の非上場会社Y社への就職に、不思議な因縁を感じずにはいられない。

・時代は第一次オイルショック、貧しい家庭環境から授業料免除、そして特別奨学生として、国立新居浜工業高等専門学校へ入学

・高度経済成長終焉と共に、高専の存在意義に変化が起こり、長岡と豊橋に技術科学大学が新設され、学生会長、四国6高専総会長として、全国高専学生会連絡協議会に参画、高専の意義と次代への方向性について議論

・卒業年は、第2次オイルショックと共に厳しい就職難の時代、独創的企業精神の非上場会社Y社への就職(独創的:国際分業で世界企業へ脱皮、世界初太陽熱冷暖房ハウス完成)

・Y社入社時の社長からの新入社員へのミッション:仕事は自分自身で勝ち取れ、社会に貢献する企業人たれ・・・・

・『20代』時代は自動車を巡る日米貿易摩擦、そしてプラザ合意で急速な円高、Y社は一歩先へ北米・メキシコへの事業展開(米国自動車業界の導き手を担う)

 私の挑戦:Y社太陽熱事業の立て直しへ、生産性2倍への挑戦、そして入社3年目で新設工場の日本初太陽熱機器JIS取得PJリーダー、29歳で欧州合弁契約交渉先への出張と、欧州における先進的分散型エネルギーと日本のGAPに衝撃を受ける

・『30代』時代は国際化からグローバル化へ、ボーダレス化と地域内経済と産業構造の転換期(バブル経済の崩壊、湾岸戦争、EU発足、NAFTA発行、外資との合従連衡の加速)

 私の挑戦:グローバル化人材の一翼への道を選択、マサチューセッツ工科大学経営工学院(スローンビジネススクール)へ、MIT卒業後、経営会議決定の既存事業撤退への逆提案(社長への事業再生プラン答申)、そして、自ら事業再生PJリーダーとしての苦難・苦行の道を選択することとなるが・・・

 

 次回のOBメッセージは、高専時代~20代・30代を振り返り、Y社で学んだ企業家精神と、自らの歩みを辿りながら、次代を担う世代へ伝えたいメッセージを書き綴ってみたい。



運営からのコメント

ビジネス界を全力で駆け抜け、数か月前に引退したOBが、高専時代を含めた50数年を振り返る投稿のプロローグです。 今後、どんな投稿があるのかを予感させ、ワクワクします。ぜひご一読下さい。
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