OBからのメッセージ No.2
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高橋 陽介卒業年度:2001年(H13年)
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高橋 陽介卒業年度:2001年(H13年)
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表題
- 高専生OBからのメッセージ:コロナ禍のインド赴任
2022/03/13
皆様、初めまして。第35期電子制御工学科(平成8年入学)の高橋と申します。
私は現在、南インドのベンガルールで駐在員生活をしております。ベンガルールは人口約1000万人を有するインドのIT産業の中心都市です。標高が約900Mある高原に位置し年間を通して気候が穏やかで、とても過ごしやすいと感じています。日本では電機メーカーに勤めていましたが、2018年に辞令により異国のこの地に赴任し、インド人と製品ソフトウェア開発業務に携わっています。コロナ禍の状況様子見の帰国をしてリモートワークにて勤務対処しておりましたが、先日再び現地入りしました。今回は単身赴任で再び仕事に励む生活を送っています。
皆様はインドという国にどのようなイメージをお持ちでしょうか。 インドは非常に大きな領土を持つ国で、28の州と8つの連邦直轄領があります。従って各州で利用する言語や宗教又は食事の様式が大きく異なるのは自然な成り行きでしょう。ここは既に多様な国の集まりのようなもの。その為出身地が異なる者が異なった文化の状況下で物事を進めていることからグローバルで仕事を行うことが日常的習慣になり、インド人を名乗る者同士とは言え文化が異なる地に出ること厭わないチャレンジ精神が旺盛になって来たのだと思いました。
当地に来て感じたことはインド人が勉強熱心だということです。彼等は良い意味で何歳になっても知的な成長を続けることでしょう。サラリーを上げることをモチベーションの一つとして、多くのインド人は会社で仕事をしながら年齢に関係なく大学に通うのです。 私はその向上心の旺盛さを見習うべきだと感じました。高専の学生時代、私は英語の授業にそれほど力を入れていませんでした。その為一時期言葉の障壁に難儀しましたが幸いにもリモートで学習できる機会が増えたことから、私も大学で英語と人工知能について学び始めました。グローバルに仕事することは当たり前になって来ている状況下、今からでも英語を流暢に使えるようにすることは有益だと思います。
様々なインターネットサービスのお陰で、世界中の皆が繋がりを感じることができる世の中になりました。それでも尚、海外へ赴任する機会があれば経験するべきだと思います。観光では得られない苦労、現地でしか感じ取れないことが必ずあります。何より海外から母国を俯瞰して見られることで、私自身の世界観を広げるきっかけになりました。
コロナ禍の単身赴任生活において、家族の温かみとありがたさを痛感しました。頼れることが希薄な状態の中、お互いに信頼・協力することが必要です。私は家族の絆をより一層強く感じることができた事もよい経験となっています。
最後になりますが、皆様の輝かしいご活躍と末永いご健康をインドから願っています。
―以上―

2022 年2月, オフィス前と近所のモールで撮影